吉岡版どんぎつねの契約終了後、日清が繰り出した次の一手は業界を驚かせた。実写からアニメへの移行である。人気イラストレーターや声優を起用し、二次元のどんぎつねを誕生させたのだ。このドラスティックな方向転換は、ファンコミュニティの間で賛否両論を巻き起こしたが、結果としてブランドの若返りに成功した。
さらに、特定のひとりに依存しない「マルチキャスト体制」への移行も進んだ。伝統的なイメージを守りつつも、常に新しい風を吹き込み続ける。この柔軟性こそが、どん兵衛が長年にわたってトップブランドであり続ける最大の理由だろう。