朝9時、食品館のシャッターが上がると同時に広がるのは、沖縄ならではの日常风景だ。島豆腐の香ばしい匂い、新鮮な県産野菜を吟味する買い物客の鋭い視線、そして手際よくカートをさばくスタッフの声。だが、店内を奥へと進むにつれてその景色は一変する。最新のアパレルブランドや雑貨店が居並ぶ吹き抜けのモール街は、まさに都市型ショッピングモールの象徴そのものだ。
生活必需品を買い求める地元住民のデイリーニーズと、週末のレジャーや買い物を目的とした広域からの集客。この二層構造をひとつの建物内で完全に見事に同居させている点に、この施設の強みがある。生活空間であり、エンターテインメントの場でもある。この絶妙なバランスこそが、移り気な消費者を惹きつけ続ける最大の理由だ。