スパ吉の真骨頂は、ソースの旨味をしっかりと受け止める「麺」のクオリティにある。毎朝、店舗奥の製麺室で打たれる生パスタは、デュラムセモリナ粉に独自の小麦をブレンドし、その日の湿度や気温に合わせて水分量をミリ単位で微調整するこだわりようだ。
茹で時間はわずか数分。茹で上がった直後の麺は、滑らかな表面としっかりとしたコシを兼ね備えている。噛みしめるたびに広がる小麦の心地よい甘みが、濃厚なミートソースと驚くほど自然に調和する。乾燥パスタでは絶対に再現できないこのモチモチ感こそが、長年ファンを虜にして離さない最大の秘密と言えるだろう。