環境保全の最前線でも、フロートは強力な武器として活躍している。かつて広大な太平洋を漂う海洋プラスチックゴミの回収は、大型船を出して網で掬い上げるという、膨大な燃料と人的コストを要する泥臭い作業だった。その常識を破ったのが、風と海流の力を利用して自動でゴミを集積する自律漂流型クリーンアップ・フロートだ。
2026年の最新モデルは、海面に漂う微細なマイクロプラスチックから流木や廃棄漁具までをAIがカメラ映像で瞬時に判別。効率的にろ過・集積するメカニズムを内蔵する。太陽光で自律駆動し、ゴミの充填率が上限に達すると衛星通信で最寄りの港湾管理者にアラートを飛ばす。日本近海でも地方自治体や環境NPOが連携し、沿岸部を囲むように設置された自律型フロート群が、24時間体制で海の美しさを守り続けている。