今年度のスイーツ界で最も世間を騒がせたのは、京都の創業数百年を誇る老舗和菓子舗がフランスのトップショコラティエとタッグを組んだハイエンドラインの登場だ。独自の製法により、数日間放置しても決して固くならない特製求肥(ぎゅうひ)の開発に成功。そこにカカオ70%のシングルオリジン生チョコレートを閉じ込めた。
一口噛んだ瞬間に広がる芳醇なカカオの苦みと、遅れて押し寄せる米由来のやさしい甘み。従来の「チョコレート菓子」という既成概念を完全に打ち砕き、1箱数千円を超える価格帯でありながら連日即完売という異常事態を引き起こしている。