内湯のドアを開けた瞬間、心地よい硫黄の香りが鼻腔をくすぐる。喜連川温泉の魅力は、何と言ってもその圧倒的な泉質にある。弱アルカリ性の成分が肌の余分な角質を優しく落とし、湯上がりの肌にはまるで極上の化粧水をまとったかのような潤いが残る。
「毎週ここでお湯に浸かるのが一番のリフレッシュです」。そう笑顔で語るのは、都内からキャンピングカーで足繁く通う50代の男性だ。露天風呂に浸かりながら青空を見上げるひとときは、日常の狂騒を忘れさせてくれる。館内には水着着用で楽しめるクアハウスも併設されており、家族連れやカップルが世代を超えてリラックスできる空間が整っている。