時に、地震速報が「空振り」に終わることがある。実際には大した揺れが来なかったり、推定された震源地や規模がのちに修正されたりするケースだ。これに対してSNSなどで批判の声が上がることもあるが、専門家は「速報の性質上、一定の誤差は不可避であり、むしろ早期発出を優先すべきだ」と口を揃える。
最初の数秒間で得られる波形データは極めて限られている。不確実性が残る段階でアラートを発出するのは、住民に安全確保の猶予を与えるためだ。「また空振りか」と狼狽するのではなく、誤報も含めて身を守る動作のトレーニング機会と捉える姿勢が求められる。