一方で、海上フロートの普及に伴い、新たな課題も表面化している。離岸風(海岸から沖に向かって吹く風)によってフロートごと沖合へ流される救助要請事案が、前年比で約1.5倍に増加しているのだ。
これを受け、海上保安庁は今年6月、主要な海水浴場やマリンレジャー施設に対して注意喚起を強化。最新のスマートフロートの中には、スマートフォンアプリと連動し、海岸から一定距離を超えるとアラームが鳴る「GPSジオフェンス機能」や、緊急用SOS発信用ビーコンを搭載した製品も登場している。レジャーを楽しむ側にも、気象情報の確認やアンカー(錨)の適切な使用といった安全リテラシーの向上が強く求められている。