観戦の場は「見る」ものから「参加する」ものへと変貌を遂げた。配信画面の横に怒涛の勢いで流れるリアルタイムチャット欄には、1球ごとに数千件のコメントが飛び交う。見知らぬファン同士が1つのストライク、1つのエラーに一喜一憂し、バーチャルな大歓声を作り出している。
印象的なプレーや涙のヒーローインタビューが切り抜かれ、SNS上で一瞬にして拡散される現象も2026年の日常だ。「TikTokでバズった投手の変化球を見に配信へ飛ぶ」といった逆輸入のファン層が増加。若年層の野球離れが叫ばれて久しい中、デジタル発の熱狂が新たなファン層を爆発的に開拓している。