「対抗戦で勝っても本番で勝たなきゃ意味がない」——プロゲーマーたちの口からよく聞かれるフレーズだ。だが、2026年の競技シーンにおいて、その言葉を真に受けるファンはもう誰もいない。
現在の対抗戦は、単なる手慣らしではなく、強固な「情報戦」の場だ。対戦相手の得意な連携を見極め、逆に自分たちの新しい立ち回りをどれだけ秘匿できるか。あるチームのプロプレイヤーは匿名を条件にこう明かした。「対抗戦で全勝してしまうと、本番までに完璧な対策を立てられる。かといってボロ負けすればチームの士気に関わる。勝ちつつも、本命のセットプレイは隠す。その匙加減こそが最も難しい」