スマホでの予約システムやオンライン問診、診療記録の即時共有など、受診者の利便性を高めるデジタル改革は急速に進んだ。手続きの手間を削ぎ落とすことで、患者が自身のケアに集中できる環境が生み出されている。
一方で、デジタル化が進むほど、施設内の接遇や居心地の良さが目立つようになる。ホテルのような上質な空間づくりや、栄養バランスに配慮した温かい食事の提供など、入院生活中のストレスを極限まで減らす工夫が施されている。
「病院特有の無機質な怖さを感じさせない」という配慮は、患者だけでなくその家族の心理的負担も軽くする。効率化のためのIT活用と、情操豊かな空間演出。このふたつの要素が破綻することなく同居している点に、現代の先進的な医療施設の回答がある。