光が強ければ影もまた濃い。急増する取引量に比例して、トラブルや損失の被害報告も激増している。今年2月には、海外発の未認証プロトコルを利用した複数の日本人投資家が、急激な市場の流動性蒸発(フラッシュ・クラッシュ)により数千万円規模の資産を消失させる事案が発生した。
悪質な詐欺グループの存在も見逃せない。トレンドに便乗し、「絶対負けない完全自動化ツール」や「高配当を保証するプライベート流動性プール」と称して悪質なフィッシングサイトへ誘導する手口が横行している。
サイバーセキュリティ専門家の調査によれば、関連する偽アプリや詐欺サイトの検出数は2026年に入り前年比で400%以上増加。画面上は資産が増えているように見せかけ、いざ出金しようとすると高額な「税金」や「システム手数料」を要求される被害が後を絶たない。