2026年現在、美瑛町が直面している最も深刻な課題がオーバーツーリズム問題だ。特に、映える写真を撮影するために農地へ無断で立ち入る観光客の行動が、長年地域を悩ませ続けている。
美瑛の美しい丘は、すべて個人の所有する畑だ。靴の裏に付着した害虫や病原菌が靴底を介して畑に持ち込まれると、農作物に甚大な被害が及ぶ。「たった一歩」の侵入が、農家にとって一年の苦労を台無しにする脅威となり得るのだ。町や観光協会は看板の設置やパトロールを強化しているものの、言語の壁やマナー意識の欠如により、トラブルは後を絶たない。