一口に100均の防水バッグといっても、チェーンごとに設計思想やターゲット層は明確に異なる。それぞれの強みとウィークポイントを把握しておくことが、購入後の後悔を防ぐ最短ルートだ。
まず圧倒的なシェアとバリエーションを誇るのがダイソーだ。100円(税抜)の簡易ポーチにとどまらず、300円〜500円(税抜)ラインで展開される5L〜15L前後の大型ドライバッグが主力となっている。素材には肉厚なPVC(塩化ビニル樹脂)ターポリン風素材が採用されており、タフな質感と重厚なバックルが特徴だ。ダイソーの防水バッグ売り場は、店舗規模によってアウトドア・レジャーコーナーに置かれている場合と、トラベルグッズや季節ものの雨具・プール用品コーナーに陳列されている場合があるため、探す際は複数フロアの回遊が必要になる。
対照的なアプローチを見せるのがセリアである。セリアは基本的に「100円(税抜)」の価格帯を死守しており、大容量の分厚いターポリンバッグではなく、薄手のポリエステル生地に裏面PU(ポリウレタン)コーティングを施した軽量なドライサックを展開している。サイズ展開は2L〜5L程度の小ぶりが中心で、手のひらサイズに折りたためるパッカブル仕様が魅力だ。登山やトレッキング時のバッグインバッグ、あるいは濡れた水着・タオルを分別して持ち歩く用途に特化している。
中庸のバランスを突くのがキャンドゥだ。キャンドゥの防水ドライバッグは、日常使いしやすい円筒型デザインや視認性の高い半透明スモーキーカラーを採用し、若年層やライトユーザーを取り込んでいる。ショルダーストラップが付属するモデルもあり、肩掛けできる利便性が高く評価されている。