「0120」は元来、着信側が通話料を負担するフリーダイヤルとして知られ、日本国内ではNTTコミュニケーションズが提供を開始したサービスがその代表格である。顧客からの問い合わせを受けやすくする目的で導入された仕組みだが、現代では多様な事業者が電気通信事業の枠組みの中で提供しており、企業の顔として広く認知されてきた。
発信者側に通話料がかからない仕組みを逆手に取り、大量のアウトバウンド(発信)業務を行うコールセンターが「0120」番号を取得して利用する事例が後を絶たない。受け手側にとっても「0120=公的な企業や大手サービス」という先入観が働きやすいため、警戒心を和らげる心理的な罠として悪用される側面がある。